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2012年9月13日 (木)

今年の司法試験で社会人の予備試験合格者は善戦した

今年の新司法試験で予備試験合格組の有職者(社会人)は、受験者25人に対し合格者10人(合格率40%)。一方、大学生は同28人中、同26人(同93%)。大学生との対比では、有職者の苦戦が目立つ結果となりました(予備試験参考情報)。

予備試験の科目が旧司法試験より大幅に増えた上、新司では新たに選択科目の勉強を余儀なくされたことが、勉強時間の捻出に苦労する社会人にとって大きな負担になったと推察されます。

ただ、現役社会人が勉強環境で劣勢なのは明らかですから、旧司でも社会人の対受験者合格率は、全体合格率よりかなり低かったと思います。また、大学生の合格者が増えたのも旧司末期からの傾向です(平成21年度は合格者数92人中、大学生25人平成22年度は合格者59人中、大学生23人)。

このように従来の社会人の苦戦に加え、大学生のテスト強さが顕著な傾向になる中で、今回の社会人の予備試験合格者はかなり善戦したと思います。
去年11月の予備試験合格発表から本試験まで半年しかないのに、少ない勉強時間で新たに選択科目を仕上げ、予備試験とはかなり傾向が異なる新司の論文試験に対応するのは至難のわざです(予備合格者の短答通過率が高かったのは、予備試験と傾向が近似していたからだと思います)。それでも社会人の対受験者合格率は40%で、
法科大学院別で7位の中央ロー(41・31%)に匹敵する成績です。のみならず上位ローと呼ばれている早稲田ロー、名大ロー、千葉大ローを上回っています

今年、残念ながら結果が出なかった有職者の方は、新司への対応が間に合わなかっただけで、かなりの実力者と推測します。また、わずか半年の準備期間で、受け控えをしなかったチャレンジ精神も素晴らしいと思います。

来年度は入念に新司対策を施した上での捲土重来を期待、いや確信しています。

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