« 田中文科相の大学設置不認可と司法制度改革 | トップページ | 新65期の就職内定状況 »

2012年11月 9日 (金)

平成24年度予備試験結果と受験制限

平成24年度の司法試験予備試験結果が発表されました。

http://www.moj.go.jp/content/000103363.pdf
http://www.moj.go.jp/content/000103364.pdf

合格された方々、本当におめでとうございます。

主要紙の報道は今のところ朝日新聞(11月9日付朝刊、東京発行)しか見ていませんが、合格者が「昨年比倍増」と見出しにとっています。正確には「2倍近く」(記事本文)なんですが、合格者が200人を超えれば、こういう見出しになるでしょう。

また、付随する記事の見出しは「『例外』に高まる人気」です。
記事の中身は、予備試験人気が制度趣旨に合わないことを言いたいようなんですが、見出しだけを見れば、あたかも「
予備ルートがオススメ」のように読めます。何かと慌ただしい世の中で、新聞記事は見出しだけ読んで記事内容を推し量る人は結構多いですから、朝日記事の見出しのアナウンス効果(予備→主流化、法科大学院→オワコン化)はでかい、と思います。

ところで記事中の法科大学院協会事務局長のコメントは、従来より踏み込んで「予備試験の受験に大学卒業の条件や年齢制限を設けるべきだ」と断言しています。
これまでも予備の受験制限をにらんだ関係者の動きや発言はありました。
※参考
「予備試験組の合格率が及ぼす影響」(Schulze BLOG)
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/51979348.html
「学生の予備試験受験を禁止する?」(本ブログ)
http://ittyouryoukai.cocolog-nifty.com/blog/2012/09/post-16d7.html
でも、今日の記事のように、はっきりと受験制限を要求するコメントは初めて見ました。発言の主は、予備試験が本流化すると不利益を被る当事者側ですから、予想された主張ではあります。でも、司法試験に合格できる教育を学生に提供できない自分たちの責任を棚に上げて、実績を挙げている他ルートの参入規制を要求することに恥じ入ったりしないのかなあ、と不思議に思います。

とにかく利害関係者が露骨に受験制限を求めるようになりました。これに対する行政側の動きを注視していきたいと思います。

« 田中文科相の大学設置不認可と司法制度改革 | トップページ | 新65期の就職内定状況 »

司法試験」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/576385/56074654

この記事へのトラックバック一覧です: 平成24年度予備試験結果と受験制限:

« 田中文科相の大学設置不認可と司法制度改革 | トップページ | 新65期の就職内定状況 »

フォト
2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ