« 法科大学院視察の実態 | トップページ | 東大文一、足きりなし確定に思う(追記あり) »

2013年2月 9日 (土)

旧帝、一橋の法学部志願者が軒並み減

今春大学入試の旧帝大と一橋の法学部出願状況を前年比でまとめてみました。東京、一橋の最終確定はこれからですが、既に出願が締め切られているため、ほとんど変更ないと思います。とり急ぎまとめたもので、転記ミス等による間違いが判明すれば随時、訂正します。

2013年度前期試験の法学部出願状況(河合塾調べ)
http://kaisoku.kawai-juku.ac.jp/shutsugan/
※東大は文科一類、阪大は法学科。名大は募集人員が前年比5人増。かっこ内は前年

    募集人員  志願者数      倍率
東京   401    1169(1592)    2.9(4.0)
一橋   155     517(537)        3.3(3.5)
北海道  140        267(318)        1.9(2.3)

東北    140        371(356)        2.7(2.5)
名古屋  105        281(300)        2.7(3.0)
大阪    145        335(358)        2.3(2.5)
京都     320        780(807)        2.4(2.5)
九州     159        390(400)        2.5(2.5)

東北大を除いて志願者数は軒並み前年割れ。法学部離れの流れは確実です。
東大は文一の足きりなしがほぼ確実。文一の不人気は官僚離れが原因という声もありましたが、官僚志願者が特に多いとは思われない他大でも減少傾向にあることを考えると、東大を含む法学部離れの主因が、法曹の価値衰退による法曹志願者の減少にあることは確実だと思います。

これを法科大学院推進派はどう思っているのでしょうか。法曹養成は法学部中心からロー中心の制度に移ったので、むしろ望ましい結果だと思っているのでしょうか。
まさかそんなことはないでしょう。LSの多様性の理念が崩壊し、司法試験合格率を既修者が支えているのが現状です。法学部に優秀な学生が入ってこなくなればロー生、司法試験受験生の質もますます下がっていき、推進派の悲願である合格率の上昇も期待できません。

以前の記事で書いた指摘をもう一度、繰り返します。

これで司法制度改革推進派が政策の失敗を自覚しないのなら鈍感にもほどがあります。

※参考 私大法学部一般入試出願状況
慶應と中央は法律学科のみ。早稲田は一般入試枠が前年比50人増、一般センター利用併用枠(100人)は廃止

       募集人員  出願者
早稲田
 
一般    350        4967(5232)
 
セン利    100        2248(1949)
慶應    
  230        2215(2308)
中央
 
統一入試   35         256(352)
 一般入試   60        1536(1551)
  セン利併用 45        1897(1962)

 
セン利単独 80        2932(2759)
http://www.waseda.jp/nyusi/shigan2/index.html
http://www.admissions.keio.ac.jp/exam/shigansha.html
http://www2.chuo-u.ac.jp/nyushi/nippou.html

« 法科大学院視察の実態 | トップページ | 東大文一、足きりなし確定に思う(追記あり) »

司法制度」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/576385/56727534

この記事へのトラックバック一覧です: 旧帝、一橋の法学部志願者が軒並み減:

« 法科大学院視察の実態 | トップページ | 東大文一、足きりなし確定に思う(追記あり) »

フォト
2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
無料ブログはココログ