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2013年3月24日 (日)

2013年度法科大学院実入学者は約2800人の見込み

法曹養成制度検討会議第9回会議議事録の鎌田委員の発言によると、「今度の4月に入学してくる人は多分2,800人ぐらい」だそうです。

初めて3,000人を割り込み、減少傾向が続く見込みです。ただ、個人的にはもっと減るのかなあ、と思っていました。

続いて鎌田委員は次のように言ってます。

(2,800人ぐらいの)この人たちが2年,3年たって,卒業して試験を受けたときに2,000人が合格できるとすると,累積では7割ぐらいの合格率になっていくわけであります。その後,日弁連も長期的には3,000人ぐらいの合格者にするとおっしゃっていますが,今,実定員に合わせて,法科大学院全部の定員が2,800しかないのに,3,000人の合格をさせるということはあり得ないわけでありますので,(以下略)

入学者数が年間3,000人を割ると、今の3千人合格目標を維持する合理性がなくなる一方、現在の年間2,000人合格ペースを維持する限り累積合格率7割を確保できそうなので、もはや3千人目標にこだわる必要はない、という考えのように読めます。上位ローにとっては下位ローがどんどんつぶれ、定員が絞り込まれた上で年間2,000人ペースが維持される限り、3千人目標を撤廃しても痛くもかゆくもない、ということでしょうか。3千人目標撤廃はロー推進派(特に上位ロー)にも異論がないことを伺わせます。

ただ、採点実感をみる限り、現在の2,000人ペースは合格者3千人目標という増員圧力があったゆえんと思われるので、増員圧力がなくなれば今年の合格者数は2,000人を割る可能性が高いと個人的には思います。

でも鎌田委員の発言からは、年間2,000人ペースが2,3年後も維持されるという確信があるように見えます。維持される保証がどこにあるのか疑問ですが・・。何か事情があるんでしょうか。

※参考
法科大学院は,質量ともに貧しくなる一方(黒猫のつぶやき)

http://blog.goo.ne.jp/9605-sak/e/4c778411d21dd7395e4b5d1e6b4af8d2
関関同立ロー入試結果まとめ 関西大ローの入学者26人との情報(Schulze BLOG)
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52011598.html

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