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2013年4月14日 (日)

日弁連は給費制復活の旗を事実上降ろしたのか

ビギナーズ・ネット Blogさんで紹介されていました。

法曹養成制度検討会議・中間的取りまとめに関する会長声明
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/statement/year/2013/130412_2.html

給費制に関する部分だけ引用します。

第2に、司法修習生に対する経済的支援の在り方については、「より良い法曹養成という観点から、経済的な事情によって法曹への道を断念する事態を招くことがないよう」という目的が掲げられてはいるが、給費制復活に向けた道筋が示されず、あくまで貸与制が前提とされており、上記目的の実現が現時点では極めて不透明といわざるを得ない。引き続き、同目的実現のための具体的措置に向けた検討が必要である。

上記目的」「同目的」とは、
『経済的な事情によって法曹への道を断念する事態を招くことがないよう』という目的」を言うのは分かりますが、
そんな
抽象的な言葉をわざわざ使わず、ここでも繰り返し具体的に

給費制復活

って、なぜはっきり言わないのでしょうか。

それと、給費制か貸与制かをめぐって法曹養成制度検討会議としての最終結論が今夏にも出る、という段階で「引き続き~検討が必要である。」なんて、ずいぶん呑気な言い回しに聞こえます。貸与制維持で最終結論が出てしまったら引き続き検討する余地がほとんどなくなる可能性が高いのに―。

従来の姿勢と比べて“腰が引けてる”と感じるのは私だけでしょうか。

弁護士HARRIER先生が下記ブログ記事で指摘している通り、日弁連は給費制復活の旗を事実上、降ろしたと、世間一般に受け止められても仕方がないように私は思います。
http://ameblo.jp/mukoyan-harrier-law/entry-11490853900.html
http://ameblo.jp/mukoyan-harrier-law/entry-11466096411.html

もし日弁連が、貸与制の修正という「第三の道」も受け入れ可能、という立場に転じたとすれば、それでも給費制復活運動は一枚岩で闘っていけるのでしょうか。

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コメント

引用していただきありがとうございます。
日弁も、旗を降ろすなら、きちんと言ってから降ろして下さいといいたいですね。どっちなん?という感じです。

これじゃ、まとまるはずがないですね。

本音としては、今の執行部は、宇都宮遺産というべき給費制はやめたくてしょうがなかったんでしょうね。負の遺産とぐらい思っていたと思います。

しかし、今の執行部は、何かやってるんですかね。
ブログ書いているぐらいしか知らないですが。

付言させて頂きますと、丸島委員は、強力な貸与制論者であり、なぜただでさえつんぼ桟敷におかれている弁護士の貴重な弁護士枠がこの方で埋められているのかわかりません。
しかも、オブザーバーは、給費制が議論された回(第10回?)で、貸与制を前提とした議論を「尊重しつつ」などと発言してしまっています。
一番重要なところで完全な尻抜け状態になっており、これじゃ、市民集会を毎日やろうとも、何の意味もありません。

>弁護士HARRIER先生
第8回会議(1月20日)でしょうか。オブザーバーが「(貸与+手当など)今回のいろいろな御提案は・・・解決策の一つとして重く受け止めております。」なんて言ってます。既にこの時から振り上げたこぶしを降ろすための布石を打っているよう見えます。計算づくなのか無意識なのかは分かりませんが。
明日(16日)東京で開かれる集会で、日弁連が今後の活動方針を説明するらしいですが、どんな内容になるんでしょうか。集会のサブタイトルが「給費制復活を『含む』・・・経済的支援を求める~」となっていて、給費以外の解決に含みを持たせていますから・・・。

第「8」回でしたか。失礼しました。
中身がないですが、会議数だけは多いですね。

ところで、明日集会とのことですが、今必要なのは、集会じゃないと思うんですよね。
ご指摘の通りで、集会のサブタイトルは「給費制復活を『含む』」ですから、いつのまにこんなにトーンダウンしちゃったんだろうと思います。
なんだか、今までやってきたことを、すべて否定されたかのような気分になりますね。

いつかは終わる時がくるのは理解しますが、何の協議もせず、いきなりこれはないでしょうにね。

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