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2013年5月10日 (金)

パブコメ提出締め切り13日に迫る!

パブコメは書き出すと際限がなくなります。私は私事に追われていたこともあって、いくつかの論点に絞りました。そのために書き漏れた論点があります。

書かなかった論点で一番気になっているのは受験期間・回数制限の問題です。
この点は、当事者が書いた方が説得的だと思って見送ったのですが、何とか改善してもらいたい部分です。

受験期間・回数制限を撤廃すると、司法試験受験者数が増加し、ロー推進派にとって現状打開の唯一の救いの途である合格率の上昇が実現できなくなるので、推進派は是が非でも撤廃を回避したいところでしょう。

でも、この問題は現行制度の中でも不合理性が顕著であるゆえ、廃止または緩和の実現可能性が高いのでないかと私は思います。

そこで実際に失権して受験制限の被害を受けている方、受験制限のプレッシャーによる精神的苦痛を受けている方はぜひ、パブコメで撤廃を主張してほしいと思います。

以下は上の赤字が受験制限の根拠、下の青地が私が思う疑問点です。
※参照 法曹養成制度検討会議事務局提出資料の33ページ

【制度の必要性】
早期の転進を促し、司法浪人による社会的損失を回避

余計なお世話、自己決定権への過度な介入。
後述のように再チャレンジを許容していることと矛盾。

ところで新司と旧司との比較でいえば、学部時代から受験して早いうちに適性を自覚できる旧司の方が早期の転進が容易でしたね。
これに対し現行制度は受験期間が切れるまでの5年間は撤退しにくく、むしろ転進を難しくしていると思います。

5年で法科大学院の効果が薄れる

つまりロー出身の法曹も5年経てば、現行制度の理念に反する「一発試験合格者」になるってことですね。わかります。

【制度の許容制】
合格率が高まれば不当に法曹への道を制約することにはならない

現実は合格率が低迷しているので根拠になりません(>_<)

予備試験の再チャレンジがあるから不当な制約ではない

あれれ~。予備試験は経済的に困窮している法曹志願者への救済策じゃないの?いつから三振者を救済する意義が盛り込まれたのかなあ?

あと、この制度のひどいところは、LS修了後に長期にわたる病気を患ったり貧困に陥ってしばらく労働に専念しなければならなくなった場合など、やむを得ない事情で5年以内に3回の受験ができなかった人にも、事情を考慮することなく制限が適用される点です。2~3年の時間と数百万円の投資が、たまたま不幸な状況になったことで無に帰してしまうのはあまりに気の毒です。

個々人の事情をまったく考慮しないと不合理な状況が発生する場合があるのに、すべての修了生について個々の事情を考慮することは制度的に困難。ということは、この制度自体が不合理なんだと思います。

締め切りまであとわずか。ぜひ意見提出を!
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=300070017&Mode=0

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