« 来年度入試関連の告知がまだHP上に見られない法科大学院(6月6日午前現在) | トップページ | 【速報】司法試験短答式、予備試験組の合格率100% »

2013年6月 6日 (木)

パブリック・コメントと貸与制の趣旨

法曹養成制度検討会議「中間的とりまとめ」では貸与制を維持する根拠として①貸与制を導入した趣旨②貸与制の内容③これまでの政府における検討経過を挙げていますが、根拠の柱はもちろん①です。

では、貸与制の趣旨は何かというと、第8回会議の「資料3事務局提出資料(経済的支援関係)」の1ページに挙げられています。
コピペできないので要約すると
①司法制度改革に金がかかるので、司法関連の財政負担を国民の理解を得られるものにすること
②司法修習生の大幅な増加に実効的に対応する必要があること
③公務員でなく公務にも従事しない者に給与を支給するのは異例であること
の3点です。

このうち②は主に司法改革による増員政策とお金の問題と思われるので①とほぼ同旨と思います。
③は最高裁が司法修習生の身分を「国家公務員に・・準じた身分」としていることから前提が間違っており、
趣旨として妥当でありません。

そうすると貸与制の維持の根拠は①の趣旨の妥当性、つまり、給費制が本当に国民の理解を得られないのかどうか、にかかっていると言っていいと思います。

では国民の理解を得られるかどうかをどうやって判断するか。
それを端的に判断できる資料があります。
もちろんパブリック・コメントです。
てか、まさしく貸与制を含む司法改革の見直しについて国民の考えを知るためにためにやったんでしょう。
もし給費制復活が多数の意見を占めれば、給費制では国民の理解を得られないという趣旨が妥当性を欠き、ひいては貸与制維持の根拠は失われる、ということになろうかと思います。

検討会議と法務省はパブコメの意見内容をすべて公開し、論点ごとに意見を分類し、その数を集計しなければなりません。
本日(6日)午後4時から行われる第14回会議を注視しています。

※参考
「このまま葬られる?パブコメ」(SchulzeBLOG)
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52023152.html

« 来年度入試関連の告知がまだHP上に見られない法科大学院(6月6日午前現在) | トップページ | 【速報】司法試験短答式、予備試験組の合格率100% »

司法制度」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/576385/57535406

この記事へのトラックバック一覧です: パブリック・コメントと貸与制の趣旨:

« 来年度入試関連の告知がまだHP上に見られない法科大学院(6月6日午前現在) | トップページ | 【速報】司法試験短答式、予備試験組の合格率100% »

フォト
2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ