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2013年7月20日 (土)

給費制復活をめぐる日弁連への要望書

ビギナーズネットさんが日弁連に対し以下のような要望書を出したそうです。
http://beginners-net.jugem.jp/?eid=555

 これまで、貴会は法曹養成制度検討会議に対し、司法修習生への「給費制の復活を含む経済的支援」の実現を主張してこられました。検討会議における厳しい議論状況を踏まえた代替案の主張であったと存じますが、このような貴会の主張は、「経済的支援」というにはあまりにも不十分な施策でのとりまとめを容認する結果となってしまいました。会議に参加することが出来ず、会議場にすら入れない私たちと致しましては、貴会が検討会議において「給費制復活」を勝ち取ることを心より期待し応援していましたので、この結果を非常に残念なものと受け止めております。
 給費制復活の途が閉ざされようとしている現状や上記のようなパブリックコメントの結果を踏まえれば、貴会がこれまでのような「給費制の復活を
含む経済的支援」という曖昧な主張を続けられることは、給費制復活を求める多くの国民の声に反するとともに、パブコメを無視する検討会議の取りまとめを容認するものであり、給費制復活を求める貴会の主張として相応しくないものと考えます。私たちは、貴会が明確に「給費制の復活を求める」と主張されることを強く望みます

日弁連はこれまでビギナーズネットと給費制復活で共闘関係にあったし、これらかもそうだとは思うのですが、給費制復活を「含む」なんていう煮え切らない態度では、上記のような厳しい指摘がなされるのもやむを得ませんね。
法曹養成制度検討会議で、補助金を死守したい鎌田委員が必死で給費制に反対したように、法科大学院への補助金と給費制は財源の点でバッティングし、二者択一の関係にある、と考えるのが通説のようですから、法科大学院を中核とする法曹養成制度を維持しようとする日弁連執行部が給費制復活について腰が引けるのはある程度、予想できたことです。

一方で日弁連執行部は内向きには「給費制を何とか復活させたい」(4/16の集会における市丸信敏副会長発言)などと、復活に不退転で臨むと受け取れる明確なメッセージを送り続けてきました。そのことに期待と信頼を寄せている人も多いのですから、今後は腰をしっかり据えて給費制復活に向けて尽力していただきたいです。
わたし個人としては、法曹出身政治家やマスコミ論説委員への強力な働き掛け、パブコメの自主集計分析と公表、給費制廃止違憲訴訟への支援を日弁連執行部に期待します。

※参考
「日弁連は給費制復活の旗を事実上降ろしたのか」(拙稿)
http://ittyouryoukai.cocolog-nifty.com/blog/2013/04/post-66f9.html
(コメント欄も併せてご参照ください)

「玉音放送。正式に敗北宣言したということでしょうね。」(福岡の家電弁護士 なにわ電気商会)
http://ameblo.jp/mukoyan-harrier-law/entry-11490853900.html

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司法制度」カテゴリの記事

コメント

ここに書くのが適切かどうかわかりませんが、一聴了解様の熱意行動力は素晴らしいです。応援しています。頑張ってください。

今、他のブログのコメント見ましたが、やっぱりすごいです。
もともとの頭の良さ、バランス感覚を感じます。

司法制度改革に関する私の言論調査活動は、仕事や家庭の用事等より優先度が低いので、活動に要する時間とか費用の関係で、突然中断する場合もあり得ます(>_<)
ですから、あまり期待なさらないでください。
m(_ _)m

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