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2014年6月12日 (木)

予備試験、「出口」の規制にシフトか

平成26年司法試験予備試験短答式試験の結果
http://www.moj.go.jp/content/000124043.pdf

1 受験者数等
(1) 出願者12,622人
(2) 欠席者2,275人
(3) 受験者10,347人
(うち途中欠席52人)
(4) 受験率82.0%
(注)受験率とは,出願者に占める受験者の割合である。
(5) 採点対象者10,295人
2 短答式試験の合格者
(1) 合格点
各科目の合計得点170点以上(270点満点)
(2) 合格者数
2,018人
(3) 合格者の平均点
185.7点

ちょっと解せません。
去年より受験者数が約12%、1,123人も増えているのに合格者数はわずか1人増。
毎年、短答合格点を、司法試験の短答通過ラインと得点率でそろえていたのに今年はその“法則”を破りました。もし得点率でそろえれば合格点は165点のはず。短答は司法試験と予備試験で共通問題が多いから、得点率でそろえることで公平性を保とうとしていたのかと思ってましたが違ったんですね。

あえて予備試験を狭き門にしようとしているのかな。
受験資格を制限する予備試験の「入口」の規制が思うようにいかないので、「出口」の規制、すなわち合格者数の抑制の方向に大きくシフトするのか・・。

なにしろ司法試験委員会は「予備試験の実施方針について」と題する文書の中で、合格者の判定に際し、

法科大学院を中核とする新たな法曹養成制度の理念を損ねることのないようにする必要がある。

と堂々と宣言している機関ですからねえ。

※参考
【速報】平成26年司法試験予備試験 短答試験合格者数は2,018人、昨年よりほぼ横ばい、対受験者合格率は過去最低(Schulze BLOG)
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52074088.html

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コメント

短答式については,論文試験の答案が司法試験・予備試験合わせて7千通くらいまでしか採点できないので,その範囲で合格者数を決めているだけですから,単に現行制度ではこれが限度ということであって,意図的に予備試験の合格者数を絞っているわけではないと思います。
まだ,論文合格者が去年より増える可能性はありますよ。

>黒猫先生
なるほど。そうですね。
9月の本試験発表で予備組が合格率で三たびロー組を圧倒すれば、増やす流れを変えることはできませんね。

面白いことが起こっています。ロー側の逆襲です。
しかし、ロー生の受験を禁止すれば、ローに行く人がいなくなり自滅を招くので、どんな提言か楽しみですね。

http://getnews.jp/archives/598389 より引用。

東大や京大など6大学の法科大学院が13日、司法試験予備試験の受験資格制限を検討するよう求める提言書を谷垣禎一法相に提出した。提言は「法科大学院に進学し充実した教育を受けてしかるべき者の多くが進学前に、あるいは法科大学院に在籍しながら、予備試験を受験している状況は制度の趣旨に反している」と指摘している。 

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