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2014年9月 9日 (火)

間もなく司法試験の合格発表※追記あり

発表はまもなく午後4時です。

まずは面識のある受験生がみんな合格してほしいです。

それ以外に注目している点は
・合格者数
(例年通りの2,000人程度と予想。もし2,000人を1人でも割れば、司法試験委員会(考査委員会)とその背後にいる法務省が「これからは減らしてくよ」というメッセージを発したとみていいと思います)
・予備合格組の合格率
(60%台と予想。ロー修了との二重資格の合格者はほとんど、ロー修了の方にカウントされてしまうこともあり、去年よりは落ちると思われ。それでも今年もロー1位校の合格率は上回るでしょう)
・まだ募集停止していない「下位ロー」の合格者数、率
(ゼロのところが出ないか。ゼロでなくても募集停止不可避の数字になるところがありそうな)
・「上位ロー」と呼ばれるところの合格率
(東一慶とそれ以外で二極化が進むのではないか)

※追記(9月15日)
速やかに各注目点の総括をするつもりでしたが、公私多忙でできないまま時期を逸してしまいました。替わりにコメント欄にてフォローしていただきましたこと、御礼申し上げますm(_ _)m

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コメント

・合格者数
 ロースクール修了資格での合格者数は1647人です。その中には,二重資格者も含まれているので,予備試験に合格していないロースクール修了者の合格枠は1500人を割っています。

・予備合格組の合格率
 おっしゃるとおりでした。ただ,ロースクールに行っていない予備試験合格者の合格率は40%程度です。ロースクールに行っている予備試験合格者の合格率にははるか及びません。

・まだ募集停止していない「下位ロー」の合格者数、率
 ゼロ,もしくはゼロに近いのところも結構あります。

・「上位ロー」と呼ばれるところの合格率
(東一慶とそれ以外で二極化が進むのではないか)
 東大ローの既修新卒合格率は85%(121人中102人合格)です。予備試験に合格して東大ローに進学する人もふくめれば,9割近くが新卒合格しているようです。しかし,未修との格差があまりにもありすぎます。
 東一慶というより,東京慶というほうが正しいです。中央はもはや上位ローではありません。

ロースクールに行っていない予備試験組の受験者は,おそらく最終学歴で大学卒業74人,大学在学中50人,大学中退2人,法科大学院以外の大学院修了2人,同在学中1人の計129人ということになると思いますが,このうち合格者は80人,合格率は約62%であり,上位ローの出身者より合格率は上です。
一方,ロースクールに行っている予備試験合格者(敢えて法科大学院組として受験した人を除く)は,法科大学院修了の31人,在学中78人,中退6人の計115人ということになると思いますが,そのうち合格者は83人,合格率は約72%です。ロースクールに行っている予備試験合格者の方が合格率は若干高いですが,大した差ではありません。
計算方法にもよるのでしょうが,合格率40%というのはさすがに事実誤認の可能性が高いと思います。


黒猫先生

大学在学中の50人のうち相当数は法科大学院に進学しています。いわば出願時点での大学在学中なのです。司法試験に合格した現時点でも大学在学中の人は最大でも4人と見込まれています(推進室の資料では最短合格組といわれています。)。

というわけで,ロースクールに行っていない予備試験合格者から,46人を除いて合格率を計算する必要があります。そうなると4割程度に落ち着きます。

法務省公表資料の「出願時点」というのは,司法試験の出願時点という意味であり,予備試験の出願時点という意味ではありません。
推進室のいう「最大4人」というのは,大学3年までに予備試験に合格した人のことであり,大学4年で予備試験に合格した残りの46人(?)は,出願後法科大学院に入学している可能性もゼロではありませんが,大学生が予備試験に合格しているなら既に9割以上の確率で司法試験に合格できるのに,わざわざ多額の学費を支払って法科大学院に入学する合理的必要性はありません。
実際,以前私が大手事務所に就職した新人弁護士の学歴を見て回ったところ,予備試験に合格した後敢えて法科大学院に入学し,司法試験合格に伴い半年くらいで法科大学院を中退したとみられる人は1人しかいませんでした(多かったのは既修1年で予備試験合格,既修2年で司法試験合格→ロー中退というパターンか,ローに入学していない予備試験合格者です)。
また,そういう少数の「変わり者」は,単にお金に余裕があるので法科大学院を保険にしているに過ぎず,そのような人の司法試験合格に法科大学院がほとんど貢献していないことは明らかであるため,そのような人を法科大学院組にカウントすることは不適切であると考えます。


黒猫先生

今年あたりから学部4年で予備試験に合格して東大ローに敢えて入学する人が増えています。
だから「大手事務所に就職した新人弁護士の学歴を見て回った」としてもそんなに見当たりません。
「保険」というよりは東大というブランドが欲しいのでしょう。

仮にそういう人がいたとしても、ほとんどは司法試験合格後に中退するのではないでしょうかね。
過去にもそういう人はいましたが、ほとんど中退しているはずです。
「東大法曹会報22号」によると、今年の東大ローの修了生は200人を切ったそうです。(定員は240人)
2年回り道をしてまで法務博士の学位にこだわるメリットが見いだせるかどうかでしょうね。

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