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2015年1月25日 (日)

「お金のない人が去って行ったら、有利になってラッキー」

「『毎月、借金が増えて不安』司法修習生を悩ませる『貸与制』ーー元の制度に戻すべき?」(弁護士ドットコムニュース)
http://www.bengo4.com/topics/2591/

日本大学法学部4年生で、4月から中央大学法科大学院に進学する竹崎祐喜さんも登壇し、「司法試験より、お金の心配が大きい」と語った。さらに、竹崎さんと異なり、来年度の同期進学者たちが「今の(貸与制)のままでいいんじゃないか」と認識していることにも疑問を感じたという。
「同期の中には、『お金のない人が(司法試験や司法修習から)去って行ったら、自分たちがその分だけ有利になってラッキーだ』という人もいます。こんなことを言うのは、だいたい裕福な家庭の人です。自分のことしか考えない弁護士が増えるのではないかという不安があります」

経済的事情で法曹を諦めるという他人の不幸を「ラッキー」と思い、さらにそれを口にするなんて、法曹になる資質を完全に欠いているでしょう。
法曹志願者の質が劇的に変化(劣化?)している、との疑念を禁じ得ません。
「心の貧困」を指摘されるべきはどちらでしょうか。

※参考
「68期司法修習生の貸与申請率は67・1%(拙稿)」
http://ittyouryoukai.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-7e6c.html

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コメント

心の貧困よりも学力低下という質低下の方がより懸念されます。

この学生の発言は、実力不足を資力で補い、優秀な人をひきずり下ろすことを国家が推進しているということを表現しています。

優秀な人がこぼれ落ちていく現行制度は、いずれ司法の弱体化を招き、その不利益は国民へふりかかってくることでしょう。

武本先生のブログ記事に衝撃を受けました。
「国会議員が法科大学院廃止案を出してもなぜか議事録が削除されている!」

もう誰も信用できませんね。

>スカイブルーさん
「会議」がどのレベルのものかは分かりませんが、驚きですね。

一聴了解先生は、温かいお人柄で、本当にすばらしい方ですね。

熊本大学法科大学院が募集停止の意向のようです。

尽力されてきた関係者の方の気持ちを考えると、祝意は表せませんが、ただ本当に辛いのは、制度に翻弄された受験生や借金を抱えて社会に放り出された修了生ではないかと思います。

地方にいるのでいつも思うことですが、LSの中身を見なおせば立て直せるとか、もう絵空事でしかないと思います。
会社で言えば倒産させるべきパターンに陥っているといえます。これ以上置いておくことは社会にとってさらなる問題を巻き起こす。というのが私の偽らざる心境です。

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