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2015年5月11日 (月)

法科大学院の競争倍率2倍を切る

今日の法科大学院特別委員会配布資料によると、27年度の入学者数は2,201人で、昨年度の2,272人から3.1%減の71人減にとどまりました。

しかし、データで見る限り、大幅減を回避したのには訳があります。

今年度募集をした54校の競争倍率は平均1.87倍で、ついに2倍を切りました。ちなみに昨年度は2.00倍でした。
最も高いのは愛知大学の3.58倍。これに対し最も低いのは法政大学の1.10倍で、113人が受験して103人が合格とほぼ「全入」でした。おかげで入学者数は34人とほぼ倍増です。

一方、延べ受験者数は昨年度から900人余減り、9,351人と初めて1万人を割り込みました。にもかかわらず、入学者数が微減で踏みとどまった理由は、結局、入試での選抜機能を緩めたからであり、ローの不人気が下げ止まったからでは決してない、と推測されます。

予備試験の合格枠が狭められている限り、法曹の供給源は法科大学院修了組が主体とならざるを得ません。3月には各校で共通到達度確認試験(仮称)が試行されたようですが、修了認定の厳格化や司法試験合格者数の抑制等で選抜機能を高めないと、法曹の質に問題が生じる恐れも否定できないと思われます。

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