« 【速報】東大勝ちました | トップページ | 法曹人口に関する先見の明 »

2015年5月25日 (月)

東大連敗ストップに思う

昨日は東大は2対6で敗れ、勝ち点奪取はなりませんでしたが、神宮では球場の内外に普段はみられない報道のテレビカメラが結構いて、連敗ストップの反響の大きさを物語っていました。

ただ、今回の1勝は「快挙」でもなんでもないことは指摘しておきたい思います。
総当たりのリーグ戦で争う勝負事ですから、勝敗がイーブンで平均点です。5年前に最後に勝った日を起点とすれば、今回1勝したことで借金「94」が「93」に戻ったに過ぎません。昨日負けてしまったので再び借金「94」に逆戻りです。優勝争いとまでは言わないけど、OBの大越さんが言う通り、せめて「他大学の脅威」になることを目指すべきと思います。

Dsc_00655


私が今回の1勝に思う意義は、ありきたりですが“明けない夜はない”“乗り越えられない壁はない”ということです。

東大戦を一度、神宮でみれば分かると思いますが、東大と他大の選手では体格の大きさが一見して違います。シートノックの動きでも実力の差はありあり。高校時代の活躍実績はもう天と地の差があります。この実力差を考えれば94連敗はさもありなん。100連敗も仕方がないとすら思っていました(ならば実力拮抗が前提のリーグ戦から出て行くべき、という議論はここでは脇に置きます)。

出口の見えない長いトンネル、乗り越えられそうもない高い壁が東大の前に立ちはだかっていました。それでも地道な努力を積み重ね、試行錯誤を繰り返して弱者が強者を倒すための戦略を構築し、そこに相手のミスが重なれば勝機はある。その成果が先の1勝だと思います。乗り越えたい、という確固たる意思があれば乗り越えられない壁はない、とあらためて思いました。

ただ、これには「時間」の限界があるという点に留意が必要です。
チームとして考えれば、リーグが未来永劫続く限り、壁を乗り越えるのに費やせる時間はいくらでもあります。しかし、選手個人として考えると、費やせる時間は4年間しかありません。実際、この春に卒業した部員は一度も勝利を味わうことがないまま、壁を乗り越える時間を打ち切られてしまいました。
司法試験でも現行制度はロー終了後または予備試験合格後5年5回しか受験できないという時間制限があります。
さらに言えば人はいつか必ず死ぬ、という絶対的なタイムリミットがあります。

結局、目標を達成するという確固たる意思の存在を前提に、目標達成までの高い壁は努力や工夫や戦略を駆使すれば必ず乗り越えられる。ただ「時間の壁」だけは乗り越えることができない。「夢」は努力すれば何でも必ず実現できるわけではなく、時間との兼ね合いは無視できないと実感しました。

ところで私が東大戦を見続けてきた主たる動機は、東大が勝つ瞬間を生で見たい「番狂わせ」の醍醐味を生で味わいたいというものでした。その目的は土曜日に達成しました。これからは今ほど頻繁に神宮に行くことはないと思います。
これからは東大が勝っても決して「番狂わせ」ではない。そういう時代になると信じているからです。

« 【速報】東大勝ちました | トップページ | 法曹人口に関する先見の明 »

司法試験」カテゴリの記事

大学野球」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/576385/61642648

この記事へのトラックバック一覧です: 東大連敗ストップに思う:

« 【速報】東大勝ちました | トップページ | 法曹人口に関する先見の明 »

フォト
2017年5月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ