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2015年6月24日 (水)

試験科目以外の学修と「法曹としての質」の関係

前のエントリーで紹介したように、法曹養成制度改革顧問会議第21回会議で予備試験合格者の「法曹としての質」に関し橋本顧問が

法曹の質一般の問題ではなくて、法科大学院生が試験科目にとどまらない多様な学修を義務付けられているのに対して、予備試験合格者にはその確認がなされないまま「法科大学院修了者と同等の学識」等を有すると認定されている点

と指摘していますが、私はもちろん賛同できません。

試験科目以外の学修の有無を問題にしたら、予備試験の制約が無限定になる恐れがあり、法科大学院に通えない事情のある者に法曹への道を開くという趣旨に反してしまうからです。

また、試験科目以外の学修がどれほど法曹の質と関連するのかも不明です。そもそも法科大学院の教育の効果は5年で薄れてしまうらしいことからすれば、法曹の質との関連はないといえるでしょう。やはり司法試験合格率の均衡で「同等の学識」を判断するのが最も公平で、予備試験制度の趣旨にもかないます。

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