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2016年1月

2016年1月24日 (日)

全受験生をベースに法科大学院修了者と予備試験合格者の平成27年司法試験成績を比較してみた

前回のグラフは論文採点対象者という上中位層だけをベースにした比較で、受験生全体の傾向を見るには不向きでした。
そこで短答試験不通過者と論文最低ライン未満者を含む全受験生(平成27年は8,016人)をベースにした折れ線グラフを作り直しました。
緑色の折れ線は、全受験生のうち予備試験合格者の母数が、法科大学院修了者の実数と同じだと仮定した場合の修正値です。

Oresen

このグラフのうち論文採点対象の部分だけを抜粋して拡大したのが以下のグラフ

Zentaioresen_2


以前のグラフより緑色の線青色の線より右上方向に位置しています。

さらに成績下位から順に、「短答不通過」(短答落ち)、「論文最低ライン未満」(足きり)、「合格点未満」「順位4桁」の合格者、「順位3桁」の合格者、「順位2桁以内」の合格者の6段階に分類。各分類に属する受験生について法科大学院修了者(青色、実数)予備試験合格者(緑色、修正値)の占有率を比較しました。

ロー修了者と予備合格者のレベルが「同等」(司法試験法第5条)であれば、こういうグラフになるはず。

Kinkoupatern

しかし、実際はこうです。

Zentaisenyuritsu

成績が上がるほど、予備組の占有率が高くなっています。レベルの不均衡が顕著と言わざるを得ません。

繰り返しますが、このような比較をする趣旨は、予備試験合格者数が不当に抑制され、ロー修了者と予備合格者の学力等の同等性(司法試験法第5条)が実現されていない実態を指摘する点にあります。上位合格に特に価値を認めて推奨する趣旨ではありません。

※1 公開されたデータによると、短答を通過しながら論文足きり以外の理由で総合評価の対象にならなかった人が1人いることになります。その1人がロー組か予備組かデータからは分かりませんが、例の事件の受験生と推測され、ロー組として計算しました。
※2 比較元の表が10点刻みのため、合格順位の桁数によるきっちりとした分類はできていません。グラフでは「順位2桁以内」は1~92位、「順位3桁」は93~927位、「順位4桁」は942~1850位となっています。

2016年1月14日 (木)

平成27年も法科大学院ルートより予備試験ルートの方が司法試験に上位合格する傾向

平成27年司法試験総合点別人員調の予備試験合格者に関するデータが公表されましたので、平成26年と同様のグラフを作成しました。
今回は、法科大学院修了者のみの総合点別人員調も公表されているので、ロー修了者と予備合格者を完全に分けて比較しました。
グラフは縦軸が人数、横軸が総合点。折れ線は青色がロー修了者赤色が予備合格者緑色は予備合格者の母数がロー修了者と同数と仮定した場合の修正値です。

H27sougoutokuten_2

青色と緑色を比較すると、緑色の山の方が高得点側(右側)に寄っていますので、法科大学院ルートより予備試験ルートの方が司法試験に上位合格する傾向は変わっていないと思います。

なお、このような比較をする趣旨は、予備試験合格者数が不当に抑制され、ロー修了者と予備合格者の学力等の同等性(司法試験法第5条)が実現されていない実態を指摘する点にあります。上位合格に特に価値を認めて推奨する趣旨ではありません。

※ブログは依然、原則休止中ですが、情報開示と簡単なデータ分析は時折アップします。

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