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2016年2月

2016年2月19日 (金)

第69期司法修習生の貸与申請率は67・4%

最高裁より情報開示を受けました。

○ 司法修習生採用者数 1,787
○ 貸与申請者数(申請後撤回した者を除く)1,205
(申請額別)
18万円・・・・・・・・・・・・・・・ 51人
23万円・・・・・・・・・・・・・・・894人
25万5000円(扶養加算)・ 28人
25万5000円(住居加算)・207人
28万円・・・・・・・・・・・・・・・ 25人
注:平成27年11月27日現在

貸与申請率(貸与申請者数/司法修習生採用者数×100)は67.4%(小数点以下第2位四捨五入)。68期(67.1%)より0.3ポイント増です。

貸与申請者数と申請率の推移は以下の通りです。
新65期(1742人,87.1%)

66期(1654人,80.8%)

67期(1449人,73.6%)

68期(1181人,67.1%)

69期(1205,67.4%)

68期まで毎期6~7ポイント申請率が下がってきましたが、69期で下げ止まり、わずかながら増加に転じました。

それでも新65期より20ポイント近く少なく、修習生の3人に1人は貸与を申請していない(新65期は10人に1人)という状況が示すものは何でしょうか。
「裕福な家庭で全て援助してもらえるか,貯金が沢山ある人以外は,貸与金なしで修習するのは不可能」という現役修習生のツイートから考えると、経済的に困らない状況にある修習生の割合が以前に比べて増えている、という気がしてなりません。

※過去のデータの詳細はこちら
新65期 http://ittyouryoukai.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-41e1.html
66期 http://ittyouryoukai.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/h2411-f437.html
67期 http://ittyouryoukai.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/h2511-34a0.html
68期 http://ittyouryoukai.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-7e6c.html

※参考
「予備試験合格者はロー修了生に比べ司法修習の辞退率が明らかに高い傾向」(Schulze BLOG)
http://blog.livedoor.jp/schulze/archives/52147295.html

2016年2月12日 (金)

2016年度の主要国立大法学部の出願状況

旧帝大と一橋大、神戸大の今年の法学部志願状況(前期)です。
元のデータは河合塾です。
http://kaisoku.kawai-juku.ac.jp/shutsugan/

志願者数は2016←2015←2014←2013←2012の順で表記。東大は文科一類。阪大は法学科。
赤字が昨年比減、青字が昨年比増。

      募集人員 志願者数      
東京    401  1206←1309←1226←1169←1592
一橋    155  507←549←464←518←537
北海道   140   322←246←340←267←318
東北    140   307←326←331←371←356
名古屋   105   253←238←248←281←300
大阪    145   286←264←261←335←358
京都     320   821←746←857←780←807
神戸   120   340←312←311←334←414
九州     159   338←378←293←390←400

東大、一橋以外の地方では回復したところが多いようです。
その要因としては「廃止が相次ぐ教育学部の総合科学課程志望者の受け皿となっている」という指摘があります。
「河合塾 第3回全統マーク模試にみる2016年度入試の動向」
http://www.keinet.ne.jp/dnj/16/bunseki/03/16bunseki_01.html

他に就職環境の改善、公務員人気が考えられそうです。

総じてみると、地方の主要国立大では法学部志願者の回復傾向がみられると思います。
東大と一橋は下がりましたが、この両大は出願がセンター足きり予想や前年の出願者数に左右されるので何とも言えません。ただ下げ止まり傾向が固まったとはいえないようです。

2016年2月10日 (水)

【朗報】\(^o^)/最高裁が2か月探索しても見つからなかった文書があっさり見つかる

一昨日の記事(昨日の追記あり)で提起した最高裁による情報開示の遅延の件ですが、本日、担当部署に問い合わせたところ、なんと「文書が見つかった」そうです!

本件開示請求について時系列で経緯をまとめます。
2015年
●11月27日 第69期司法修習生採用発令日(採用者数が確定)

●12月1日 私が「第69期司法修習生採用者数が分かる文書」の開示を最高裁に請求


2016年
●1月4日 最高裁が戸倉三郎事務総長名で「文書の探索及び精査に時間を要しているため」開示不開示の通知期限を1カ月延長すると私に文書通知

●1月18日 第2回法曹養成制度改革連絡協議会に「第69期司法修習生採用者数」が記載された文書が資料として提出される

●2月4日 最高裁が戸倉三郎事務総長名で「文書の探索及び精査に時間を要しているため」開示不開示の通知期限を1カ月延長すると私に再度文書通知

●2月8日 さすがに延長期間が長すぎると思い最高裁の情報公開担当部署に電話で問い合わせたところ「文書の探索及び精査中」の一点張り。「文書開示でなく情報提供で構わないので早くしてほしい」との私の要望を伝達

●2月9日 前記「第69期司法修習生採用者数」が記載された文書が文科省と法務省のホームページに公開される

●2月10日(本日) 対象文書が遅くとも1月18日時点で存在していることを私が最高裁の情報公開担当部署に電話で伝達。担当部署は「2月4日までは探索中だったが、その後、きょう(10日)までの間に文書が見つかったので、今月中に開示不開示の決定を通知する」と電話にて回答←イマココ

いやあ、私が請求した文書を探すのに2か月以上もかけてくれたのですね。請求時点で情報が既に確定的に存在し、遅くとも1月18日までには文書化され公の協議会に提出されていた文書の探索にこれほど長い期間を費やしていただけるとは。その多大な労力に敬意と感謝を表すと同時に、文書探索のあまりの無能さに同情を禁じ得ません。

いや、無能なんて言っては失礼かも。実は優れた文書探索能力をお持ちで、文書はとっくの昔に探索を終えて存在を確認していたけど、私への「嫌がらせ」のために「探索中」と偽って故意に開示を引き延ばしていただけかもしれません。でも、そうだとすると戸倉三郎事務総長名で「文書の探索」中とした私への2通の期限延長通知は内容虚偽の公文書である疑いが出てきてしまいますから、それは違うんでしょう、きっと。

それにしても、つい一昨日までは「文書を探索中」だったのに、わずか2日間でうまいぐあいにあっさり文書が確認できたのはラッキーでした。こんなこともあるんですね。もし確認できたのは私の今日の問い合わせがきっかけで、問い合わせなければいつまでも「探索中」のままだったとすれば、自分も少しは探索のお役に立てたのかな(^^)ただ、データが既に公表された以上、今さら開示されてもまったく無意味になってしまったけどね。この情報開示請求の「無意味化」が引き伸ばしの狙いだったのかなあ、なんてゲスな想像をしてしまいます。

過去3年の例に従って情報提供で済ませていれば、こんなにバタバタすることなく、1月の初めにはこの件でのすべての事務処理が穏便に終わっていたはずなのにねえ。なんで例年のやり方に従わず今回に限って情報提供による開示方法を事実上拒否したのか。そのために私も最高裁の事務方も、何倍もの余計な労力を強いられました。事務処理方法の適切な選択も、事務処理能力を計る重要な要素ですね。

2016年2月 8日 (月)

情報公開、最高裁が消極姿勢に転換/いまだ司法修習生採用者数回答せず(追記あり2/9)

以下は司法審査機関としての最高裁ではなく、司法行政機関としての最高裁の話です。

私が最高裁に毎年、情報開示を請求し、情報提供を受けていた新期の司法修習生採用者数と貸与申請者数の情報が今期はいまだに提供されていません。

過去3年(66、67、68期分)は開示請求から期限である1か月後には情報提供されていました。

ところが今期は昨年12月上旬に請求したのに対し、1か月後の先月上旬に「文書の探索及び精査に時間を要しているため」との理由で期限が延長されました。
さらに1カ月後の先日、同様の理由で再び約1か月間の期限延長の通知が最高裁から届きました。

最高裁に情報公開法は適用されませんが、最高裁が独自に情報開示規定を定めています。
http://www.courts.go.jp/about/siryo/shihougyouseibunshokaiji_youkou/index.html

この中では開示の実施方法として

 開示の申出があった司法行政文書の開示より別の司法行政文書の提示又は情報の提供をする方が開示申出人の目的に沿うと認められる場合は,これらの文書又は情報をもって開示の対象とすることができる。

という規定があります。
義務規定ではありませんが、過去はこの規定をもとに請求から1か月以内に情報提供されていました。
ところが今期は請求から2カ月経ってもさらに先延ばしの返答。

司法修習生採用者数なんて遅くとも11月下旬には確実に定まった情報が存在し、紙ペラ1枚、口頭なら5秒以内で提供できる簡単な情報です。内容的にも隠さなければならないようなものでもなんでもない。
そんなものすら先延ばしを繰り返すという、例年とは明らかに異なる対応ですから、最高裁が情報開示・提供の運用に消極的・後ろ向きな姿勢に転換したのは明らかでしょう。理由は分かりません。各種の審議会でお偉い先生方に先に示すまで一般人にはデータを公表しないということかな、とか、データを司法制度改革の検証に使われるのが嫌なのかな、などと思いましたが想像の域を出ません。

上記の情報提供制度のような積極的な公開規定は情報公開法には明文が見当たりませんし、最近では開示結果への不服を審査する第三者機関を設置するなど、情報開示に積極的な姿勢が最高裁にみられていただけに本当に残念です。

※過去に最高裁から情報提供された内容はこちら
http://ittyouryoukai.cocolog-nifty.com/blog/2013/01/h2411-f437.html
http://ittyouryoukai.cocolog-nifty.com/blog/2014/01/h2511-34a0.html
http://ittyouryoukai.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/post-7e6c.html

※2/9追記
法曹養成制度改革連絡協議会 第2回(平成28年1月18日開催)の配布資料「資料1-9 司法修習生採用数・考試(二回試験)不合格者数」の中に第69期司法修習生採用者数のデータがありました。1,787人とのことです。
私が最高裁に請求した文書は「第69期司法修習生採用者数が分かる文書」です。1月18日時点で既に作成されていた当該文書は、ズバリ私が請求していた文書そのものです。なのに2月4日付で最高裁からもらった通知は「文書の探索及び精査に時間を要している」。
これって一体どういうこと????

2016年2月 5日 (金)

2016年度の主要私大法学部志願状況/早稲田は過去5年で最大の減少、中央は回復

早・慶・中央の法学部・法律学科の確定志願状況です。
※出願者数は「2016年←2015年←2014年←2013年←2012年」の順で表記。
赤字は昨年比減、青字は昨年比増

早稲田(法学部)
http://www.waseda.jp/inst/admission/syutugan_sokuhou_2016/
一般        募集350 4306←4630←4847←4967←5232
センター利用 募集100 1886←2393←2109←2248←1949

慶應(法学部法律学科)
http://www.admissions.keio.ac.jp/exam/shigansha.html
                   募集230  1999←2020←2009←2215←2308

中央(法学部法律学科)
http://www2.chuo-u.ac.jp/nyushi/nippou.html
統一(4教科) 募集20    299←243←237←256←352
統一(3教科) 募集35     874←818←820←826←969   
一般(4教科) 募集60    1066←965←1208←1536←1551
一般(3教科) 募集270  2842←2658←3006←3657←3747
センター併用  募集40   1344←1254←1468←1897←1962
※昨年の募集人員は45
センター単独(5教科) 募集90  2277←2315←2444←2932←2759
センター単独(3教科) 募集20   (今年度新設)

・早稲田の一般は昨年比324人減、7%減と過去5年で減少数、減少幅とも最大
・慶應は微減にとどまったとはいえ過去5年で初の2千人割れ。
・一方、中央はメインの一般入試を含めおおむね前年度より回復しました。法学部の都心回帰決定の影響かとも思いましたが、都心に戻るのは2022年だから新入生は4年間、多摩キャンパスです。ただ、回帰によるイメージアップ効果はあったかもしれません。
あと増加要因としては地方受験会場に「金沢」が加わったことくらいか。3大学の中で中央だけが志願者数を回復した要因は良く分かりません。

主要国立大法学部の志願状況は確定待ちですが、こちらは回復したところが多いようです。

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