ピアノ

2015年5月 5日 (火)

鍵盤楽器の凄い速弾き

GWですが、期間の半分は仕事です(泣)
それでも少しはのんびりした気分を味わいたいと思いつつ、今回はゆるいネタをつづります。

見た目も中身もまごうことなきオッサンになった私にも、ロック少年だったころがありました。 中学生時代、バンドを組んでベースとキーボードを担当していました。そう、レッド・ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズ的ポジションです。文化祭のステージではわざわざベースアンプの後ろの、いるのかいないのか分からない位置で淡々と演奏していたのは言うまでもありません。当時はそれがカッコよくて渋いもんだと思い込んでいました。

当時は厨房らしく、とにかく速弾きにあこがれていました。ディープ・パープルの「ハイウェイスター」のソロに四苦八苦しながら「もっと平然と余裕のドヤ顔で弾ければなあ」と自分の下手くそぶりを嘆いていました。

歳を重ねてクラシック音楽に触れるようになり、速くても楽曲として弾けていなければただの一発芸にすぎないことが分かってきました。 そう悟った上で思わず「スゲー」ってなった動画を2つ紹介します。

「Rick Wakeman's awesome piano solo」

言わずと知れたキーボードの神様ですが、2分37秒あたりからのソロ(音色はパンフルートか)が激速! このあたりの右手の演奏を楽譜に起こすと、こんな感じなるようです。

Rick

どなたかの耳コピ(これを耳コピする能力もすごい!)のMIDIから楽譜に起こしたものです。テンポ120くらいで何小節も32分音符の連続。よく指がつらないなあ。

もう一つは 「piano chopin etude op10 no4 richter」

リヒテルによるショパン練習曲10-4の演奏ですが、1分34秒で駆け抜けています。
娘が高校生の時に発表会で同じ曲を弾いたので計ってみたら2分19秒。それでもまあまあの速さだと思っていたので、この動画を見たときは絶句しました。
ただ速いだけでなく楽曲としても十分に聴き応えのあるところが恐れ入りました。ハンカチを投げ捨てるやいなや演奏に入る姿も、一発気合いを入れて試合に入る格闘家のようで絵になります。
さすがピアノ界の巨匠です。

2013年9月 9日 (月)

ショパン「バラード1番」の“再生力”

 司法試験の休憩時間に知人同士で大きな声で試験の感想を述べ合う人たちがいますね。私はそれが耳に入るのが嫌で、試験前後や休憩時間はずっとICプレーヤーで音楽を聴いていました。

 聴いていたの佐野元春と、ショパンの「舟歌」「ピアノソナタ第3番第4楽章」「バラード1番」。

 ショパンはその時々の自分のメンタル状況に合わせて聴き分けていました。
 「舟歌」は緊張でドキドキが止まらない時に心を落ち着かせようとするとき。
 「ピアノソナタ3-4」は「さあやるぞ!」と気分を高揚させるとき。
 「バラード1番」は明確なTPOはありませんでしたが、暗闇から希望の光が差し込むような中間部の展開が、合格を半ばあきらめたどん底の気分からはい上がるのを手助けしてくれました。

 その「バラード1番」をモチーフにしたドキュメンタリー番組が先日、放送されました。
「私を救ったショパンのバラード」(BS世界のドキュメンタリー、NHK・BS1)
http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/130906.html

 脳腫瘍の後遺症が残ったイギリスの音大生と、仙台市で震災に見舞われた失意の中学生少女が、バラード1番を通じてそれぞれ前向きに生きる力を取り戻す様子を描いています。
 番組を見て、自分がこの曲に漠然と抱いていた不思議な“再生力”をあらためて認識しました。ショパンの音楽は国境や世代を超えて、ある種、共通のインパクトを聴く者に与えるようです。

 “バラ1”は映画「戦場のピアニスト」(原題「The Pianist」)でも、作品のクライマックスともいえる重要な場面で演奏シーンが登場しますね。もとになった実話では、この場面で主人公が弾いたのは別の曲だったらしいですが、代わりに“バラ1”を持ってきた監督の発想は見事だと思います。

The Pianist - Piano Scene(演奏シーンは4分25秒あたりから)

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